木部のお取り扱い
木材は呼吸し、大気中の湿気に大きな影響を受けます。
直射日光の当たる窓際や湿度が著しく変化する場所(ストーブの近くやエアコンの直接当たる所、加湿器の近く)では、使用しないでください。
反り、ひび割れの原因となるほか、接合部の接着が剥がれてしまうことがあります。
日光にさらされ、時が経つにつれて、木材の色は変化していきます。
特に家具が新しいうちは、変色が顕著に見られます。
花瓶やランチョンマット、装飾品、ひざ掛けなどを放置していると、部分的に木部が変色しまうことがあります。
その為、使用を始めてから数か月間は、木部に物を長い間、置かないことをお勧めします。
オイルフィニッシュのお手入れ
オイルフィニッシュは、油が木に浸透することで水分や汚れから保護します。
ウレタン塗装などの合成樹脂と違い、厚い塗膜を作りませんのでお使いの際には少しお手入れと注意が必要です。
日常のお手入れ
普段は柔らかい布で乾拭き、水などをこぼした場合も乾いた布ですぐに拭いて下さい。
油汚れは、かたく絞った布ですぐに拭き取って下さい。水や油汚れはそのまま放置するとシミの原因になります。
シミを防ぐために
熱い鍋を置くときは、鍋敷きを使用してください。
コップや食器は、なるべくコースター、ランチョンマットを使用してください。
定期的なメンテナンス
水を一滴垂らしてみて、まん丸にならずダランとした水滴の広がりになるようなら再塗装が必要です。油分を補給してあげてください。
[ 手順 ]
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表面をきれいにします。水拭きの際の水分は十分に乾燥させてください。
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ウエスでオイルを全体に薄く塗り広げていきます。(室内で行う場合、換気をしてください。)
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10分程度放置して、きれいなウエスで拭いていきます。拭き取りが甘いとシミの原因になるほか、乾燥に時間がかかりますのでしっかりめに拭いてください。
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12時間〜24時間放置して、完了です。
ペーパーコードのお手入れ
隙間に入ったホコリなどは、掃除機で吸ってください。
ペーパーコードはワックス加工が施してありますが、水に弱い素材です。
もし汚れてしまった場合は、ペーパーコードの表面を擦らないように、柔らかい布で優しく拭いてください。その後、お湯をつけて固く絞ったタオルで、たたくようにして汚れを除去してください。
ファブリックのお手入れ
日常のお手入れ
ホコリを取る為に、柔らかいタオル、ブラシなどで表面を軽く叩いたり、掃除機で取り除いてください。
掃除機は、生地を傷めないようにブラシノズルを使用して、吸引力は弱にしてください。
汚してしまったら
中性洗剤を水、またはぬるま湯で希釈してタオルなどに含ませて絞り、生地を叩くようにふいてください。洗剤が残らないように水やぬるま湯でふき取り、生地を乾燥させましょう。一般的にぬるま湯(30℃~40℃程度)の方が、より効果的です。
ふき取った後は自然乾燥がおすすめです。